★「アイウィル学習室」の開催日は、左のカテゴリー最上段「予定」でチェックできます。小学5・6年生、中学生、高校生の皆さん、お待ちしています!
★facebookページ作りました。 アイウィルの活動内容や詳しい情報がご覧いただけます。 https://www.facebook.com/iwillnagano
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2020年04月21日
児童養護施設の子どもたち☆
おはようございます♪
さよちゃんです☆
週末もお仕事でした。
日程を変更できないお宅もあるので、自粛中でも出かけます。
この日は、児童養護施設の訪問日。
長野市篠ノ井にある円福寺愛育園さんへ。
2010年12月から訪問しています。
もう10年目になります。あっという間ですね。
半年前の台風災害では、施設周辺は大きな被害を受けました。
今回のコロナ感染症でも、学校の休校が延長されたことにより、集団生活をする子どもたちや職員の方々は不安な毎日を過ごしているに違いありません。
私はというと、最近熟睡できておらず夢見も悪かったので、その日は早く家を出て、公園で深呼吸してから伺いました。
子どもたちを励ますつもりで、ハンカチマスクを持って。
* * * * * * * * * * * * * *
10時になると、いつもと変わらぬ元気な声が響きました。
子どもたちが挨拶をしながらゾロゾロと部屋に入ってきます。
もうすでに中で勉強している子もいます。
「先生!今日は予習するから教えてください。」
「先生!ここわかりません。」
元気な子どもたちの姿を見て、私も力が湧いてくるのを感じました。
そして、すぐに気づきました。元気をもらっているのは私の方でした。
「先生、それ手作りマスク?」
その場で、ハンカチマスク講習会が始まりました(笑)。
私が考案したわけでもないのに、得意になって作り方を実演したら、子どもたちは興味津々。
職員の方も盛り上げてくださって、楽しくスタートしました。
愛育園の子どもたちの様子は、何回かブログに書かせていただきましたが、あまり個々には触れてきませんでした。
今回ちょっとご紹介しますね。
子どもたちはどの子もかわいくて、それぞれに長所を持っています。
そして、褒めてもらいたがっているのが本当によくわかります。
それは見逃さないようにしています。
Aさんは、いつも元気いっぱいに話しかけてきます。
色んなことに興味を持ちやすく、マスクの作り方も何度も確認していました。
数学の予習をしたいというのでやり方を説明したら、早速その通りやって「全問正解したよ!」と報告してくれました。
そして、担当職員の方と取り組んでいるという「コロナウイルス」についての英文和訳も見せてくれました。
中学生で、専門用語も多い英文を、辞書を片手に訳すのは大変です。
でも、このように興味を持ったことを学習できる環境が素晴らしいと思いました。
Nくんは、いつもは静かに教科書を読んでいるか、英単語や漢字を書き取りしています。
担当職員の方に促され、高校入学の報告をしてくれました。
皆の前で言うのは勇気のいることです。
もじもじしながらも、頑張って話してくれる姿がとても微笑ましかったです。
そして、担当の先生が、「この子は入試でこんなに頑張ったんですよ!」と嬉しそうに話されるので、私もつられて「すご~い、頑張ったね!」と声をかけました。
周りの子たちが笑顔でこちらを見つめていました。
なんだか幸せな気持ちになりました。
Hくんは、いつも最後まで残って勉強しています。
高校3年生で、部活もできなくてかわいそうに思っていましたが、本人は案外前向きに捉えていました。
今は、勉強に専念しているそうです。
理系科目が得意で、優秀です。
以前、分からない問題を質問されたときに、かなり難易度が高い問題だったので、「解説を見て理解してもいいのよ。」と言いました。
すると、「もう少し考えてみます。」という返事がかえってきました。
ああでもないこうでもないと考えるのが好きなのでしょう。
私もそうなので、わかります。
大学への進学を希望しています。
* * * * * * * * * * * * * *
長くなりました。子どもたちを全員紹介できなくて申し訳ありません。
この日は、中高生は16名参加してくれました。
訪問日の子どもたちの様子は、一人ひとりについて簡単に記した「学習報告」を、後日施設側にメールで送っています。
報告書を書きながら、いつも思います。
子どもたちが この先も ずっと笑顔でいられますように
さよちゃんです☆
週末もお仕事でした。
日程を変更できないお宅もあるので、自粛中でも出かけます。
この日は、児童養護施設の訪問日。
長野市篠ノ井にある円福寺愛育園さんへ。
2010年12月から訪問しています。
もう10年目になります。あっという間ですね。
半年前の台風災害では、施設周辺は大きな被害を受けました。
今回のコロナ感染症でも、学校の休校が延長されたことにより、集団生活をする子どもたちや職員の方々は不安な毎日を過ごしているに違いありません。
私はというと、最近熟睡できておらず夢見も悪かったので、その日は早く家を出て、公園で深呼吸してから伺いました。
子どもたちを励ますつもりで、ハンカチマスクを持って。
* * * * * * * * * * * * * *
10時になると、いつもと変わらぬ元気な声が響きました。
子どもたちが挨拶をしながらゾロゾロと部屋に入ってきます。
もうすでに中で勉強している子もいます。
「先生!今日は予習するから教えてください。」
「先生!ここわかりません。」
元気な子どもたちの姿を見て、私も力が湧いてくるのを感じました。
そして、すぐに気づきました。元気をもらっているのは私の方でした。
「先生、それ手作りマスク?」
その場で、ハンカチマスク講習会が始まりました(笑)。
私が考案したわけでもないのに、得意になって作り方を実演したら、子どもたちは興味津々。
職員の方も盛り上げてくださって、楽しくスタートしました。
愛育園の子どもたちの様子は、何回かブログに書かせていただきましたが、あまり個々には触れてきませんでした。
今回ちょっとご紹介しますね。
子どもたちはどの子もかわいくて、それぞれに長所を持っています。
そして、褒めてもらいたがっているのが本当によくわかります。
それは見逃さないようにしています。
Aさんは、いつも元気いっぱいに話しかけてきます。
色んなことに興味を持ちやすく、マスクの作り方も何度も確認していました。
数学の予習をしたいというのでやり方を説明したら、早速その通りやって「全問正解したよ!」と報告してくれました。
そして、担当職員の方と取り組んでいるという「コロナウイルス」についての英文和訳も見せてくれました。
中学生で、専門用語も多い英文を、辞書を片手に訳すのは大変です。
でも、このように興味を持ったことを学習できる環境が素晴らしいと思いました。
Nくんは、いつもは静かに教科書を読んでいるか、英単語や漢字を書き取りしています。
担当職員の方に促され、高校入学の報告をしてくれました。
皆の前で言うのは勇気のいることです。
もじもじしながらも、頑張って話してくれる姿がとても微笑ましかったです。
そして、担当の先生が、「この子は入試でこんなに頑張ったんですよ!」と嬉しそうに話されるので、私もつられて「すご~い、頑張ったね!」と声をかけました。
周りの子たちが笑顔でこちらを見つめていました。
なんだか幸せな気持ちになりました。
Hくんは、いつも最後まで残って勉強しています。
高校3年生で、部活もできなくてかわいそうに思っていましたが、本人は案外前向きに捉えていました。
今は、勉強に専念しているそうです。
理系科目が得意で、優秀です。
以前、分からない問題を質問されたときに、かなり難易度が高い問題だったので、「解説を見て理解してもいいのよ。」と言いました。
すると、「もう少し考えてみます。」という返事がかえってきました。
ああでもないこうでもないと考えるのが好きなのでしょう。
私もそうなので、わかります。
大学への進学を希望しています。
* * * * * * * * * * * * * *
長くなりました。子どもたちを全員紹介できなくて申し訳ありません。
この日は、中高生は16名参加してくれました。
訪問日の子どもたちの様子は、一人ひとりについて簡単に記した「学習報告」を、後日施設側にメールで送っています。
報告書を書きながら、いつも思います。
子どもたちが この先も ずっと笑顔でいられますように
2018年11月16日
記念式典参加☆
こんにちは。さよちゃんです!
たまには近況報告をしますね。
担当生徒の進路選択の時期です。
毎年のことですが、胃が痛い・・・
生徒の頑張っている姿は私達の励みにもなっています。
一緒に乗り越えますよ!
アイウィルの活動の中でも重要な「出張学習室」。これまで様々な場所へ出掛けて学習支援をしてきました。
長野市にある児童養護施設も、そのうちの一つです。
先日、70周年の記念式典に参列させていただきました。
式典の様子は、今朝の信毎朝刊にも記事が出ていました。
こちらの施設へは、2010年の暮れから学習支援等で訪問させてもらっています。もう8年になるのですね。あっという間です。
ブログにも何度かアップさせていただきました。
施設に入園する理由は様々だと思いますが、子どもたちの様子を見れば、そこでどのような養育が行われているか想像できます。
意見発表や挨拶は、卒園式等で毎回行われますが、その度に感動します。
堂々と夢や希望を語り、感謝の気持ちを素直に表現できる姿に成長を感じます。
ずっと見守っていきたい子たちです。
私の拙い言葉で語るよりも、こちらをご覧いただいた方が伝わると思います。
円福寺愛育園さんのホームページです。
http://enpukuji-aiikuen.com
70周年おめでとうございます!
益々のご発展をお祈り申し上げます。
たまには近況報告をしますね。
担当生徒の進路選択の時期です。
毎年のことですが、胃が痛い・・・
生徒の頑張っている姿は私達の励みにもなっています。
一緒に乗り越えますよ!
アイウィルの活動の中でも重要な「出張学習室」。これまで様々な場所へ出掛けて学習支援をしてきました。
長野市にある児童養護施設も、そのうちの一つです。
先日、70周年の記念式典に参列させていただきました。
式典の様子は、今朝の信毎朝刊にも記事が出ていました。
こちらの施設へは、2010年の暮れから学習支援等で訪問させてもらっています。もう8年になるのですね。あっという間です。
ブログにも何度かアップさせていただきました。
施設に入園する理由は様々だと思いますが、子どもたちの様子を見れば、そこでどのような養育が行われているか想像できます。
意見発表や挨拶は、卒園式等で毎回行われますが、その度に感動します。
堂々と夢や希望を語り、感謝の気持ちを素直に表現できる姿に成長を感じます。
ずっと見守っていきたい子たちです。
私の拙い言葉で語るよりも、こちらをご覧いただいた方が伝わると思います。
円福寺愛育園さんのホームページです。
http://enpukuji-aiikuen.com
70周年おめでとうございます!
益々のご発展をお祈り申し上げます。
2016年08月30日
夢を追いかけて☆
こんにちは。さよちゃんです。
オリンピックと共に夏が終わりましたね。
随分涼しくなりました。
皆さんお元気ですか?
運動でも勉強でも、夢に向かって頑張る姿には本当に感動しますね。
そんな子どもたちを間近で応援できることに喜びを感じています。
夢をあきらめないでね。追いかけていこうね。
アイウィルの活動も、数年前には夢でしかなかったことが現実になってきています。
新たな活動もスタートしたので、こちらでご報告しますね。
アイウィルでは、ふれあい福祉センターで行っている「アイウィル学習室」の他に、「出張学習室」もやっています。
依頼先の団体の求めに応じて出向き、学習支援を行うものです。
この夏休みは、公立中学校で現職の先生方と一緒に、子どもたちの夏休みの課題のサポートをしました。
NPOの活動に理解のある先生方には、本当に感謝しています。
少しでもお役に立てたなら幸いです。
この中学校へは、様々なご縁で週に1度訪問しています。
相談室登校の生徒さんと勉強したりおしゃべりしたり、楽しい時間を過ごさせていただいています。
これからもよろしくお願いします。
そしてなんと!
長野市から、生活困窮者学習支援事業の業務委託を受け、8月から動き出しました。
行政との連携は、長年の願いだったので本当に嬉しいです。
担当者と連絡を取り合いながら、慎重に進めています。
対象者の選定や事業内容の説明などはすべてやっていただけるので、私達は日頃の活動同様に、生徒さんの学習支援や進学指導に集中できます。
本当に指導が必要な生徒さんに引き会わせていただけるのです。
経済的に利用が困難だった家庭教師や塾への申し込みが市を通してできるわけですから、生徒さん側に大きなメリットがあります。
詳しいことは、長野市に直接問い合わせていただくか、アイウィル事務局までご連絡くださいね。
「勉強したい」という気持ちがあれば、貧富の差だとか、家庭環境とか、障害の有無とかにかかわらず、誰でも学べるような社会になりますように。
夢を追いかけて☆
オリンピックと共に夏が終わりましたね。
随分涼しくなりました。
皆さんお元気ですか?
運動でも勉強でも、夢に向かって頑張る姿には本当に感動しますね。
そんな子どもたちを間近で応援できることに喜びを感じています。
夢をあきらめないでね。追いかけていこうね。
アイウィルの活動も、数年前には夢でしかなかったことが現実になってきています。
新たな活動もスタートしたので、こちらでご報告しますね。
アイウィルでは、ふれあい福祉センターで行っている「アイウィル学習室」の他に、「出張学習室」もやっています。
依頼先の団体の求めに応じて出向き、学習支援を行うものです。
この夏休みは、公立中学校で現職の先生方と一緒に、子どもたちの夏休みの課題のサポートをしました。
NPOの活動に理解のある先生方には、本当に感謝しています。
少しでもお役に立てたなら幸いです。
この中学校へは、様々なご縁で週に1度訪問しています。
相談室登校の生徒さんと勉強したりおしゃべりしたり、楽しい時間を過ごさせていただいています。
これからもよろしくお願いします。
そしてなんと!
長野市から、生活困窮者学習支援事業の業務委託を受け、8月から動き出しました。
行政との連携は、長年の願いだったので本当に嬉しいです。
担当者と連絡を取り合いながら、慎重に進めています。
対象者の選定や事業内容の説明などはすべてやっていただけるので、私達は日頃の活動同様に、生徒さんの学習支援や進学指導に集中できます。
本当に指導が必要な生徒さんに引き会わせていただけるのです。
経済的に利用が困難だった家庭教師や塾への申し込みが市を通してできるわけですから、生徒さん側に大きなメリットがあります。
詳しいことは、長野市に直接問い合わせていただくか、アイウィル事務局までご連絡くださいね。
「勉強したい」という気持ちがあれば、貧富の差だとか、家庭環境とか、障害の有無とかにかかわらず、誰でも学べるような社会になりますように。
夢を追いかけて☆
2014年11月04日
愛育園祭☆
こんにちは。さよちゃんです。
またまたご無沙汰しています。
最近、色々な方面から声をかけていただいたり、アイウィル学習室や出張学習室に関するお問い合わせをいただくことが多くなってきました。
私たちの活動範囲は限られていますが、想いを同じくする方々や団体さんとの交流は楽しいものです。
色々勉強になります。
さて、今回は、出張学習室の訪問先をご紹介します。
ご縁があり、長野市篠ノ井にある児童養護施設「円福寺愛育園」さんで学習支援ボランティアをやらせていただいています。
私とみーみー先生とで、小学生と中高生を分担して指導しています。
隔週土曜日に、元気な子どもたちに会えるのが楽しみです♪
その愛育園で今月2日にお祭りがあり、お招きを受けたので、少しだけ顔を出してきました。





プライバシーに配慮して、写真は一部しか撮影しませんでしたが、園児の家族はもちろん、地域の方や学校の先生など、大勢の方がお見えになっていました。
開かれた施設はいいですね。もっともっと一般の皆さんに児童養護施設に足を運んでもらいたいです。
屋台も出ていましたよ♪
自分たちで用意したと思われる、フランクフルト・ポテト・わたあめなどをいただきました。
ごちそうさまでした~
午後は園児や職員の方々の発表です。
歌やダンスなど、きっと毎日頑張って練習したのでしょう。
皆が一生懸命練習に取り組んでいる様子が目に見えるような、すばらしい発表でした!
普段の学習風景だけではわからない、生き生きとした園児たちの姿をみると、日常生活の中の色々な場面で学び、成長しているのだなあ・・・と感じます。かわいいかわいい子どもたちの様子を見れてよかったです。
円福寺愛育園ホームページ
http://enpukuji-aiikuen.com/
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またまたご無沙汰しています。
最近、色々な方面から声をかけていただいたり、アイウィル学習室や出張学習室に関するお問い合わせをいただくことが多くなってきました。
私たちの活動範囲は限られていますが、想いを同じくする方々や団体さんとの交流は楽しいものです。
色々勉強になります。
さて、今回は、出張学習室の訪問先をご紹介します。
ご縁があり、長野市篠ノ井にある児童養護施設「円福寺愛育園」さんで学習支援ボランティアをやらせていただいています。
私とみーみー先生とで、小学生と中高生を分担して指導しています。
隔週土曜日に、元気な子どもたちに会えるのが楽しみです♪
その愛育園で今月2日にお祭りがあり、お招きを受けたので、少しだけ顔を出してきました。
プライバシーに配慮して、写真は一部しか撮影しませんでしたが、園児の家族はもちろん、地域の方や学校の先生など、大勢の方がお見えになっていました。
開かれた施設はいいですね。もっともっと一般の皆さんに児童養護施設に足を運んでもらいたいです。
屋台も出ていましたよ♪
自分たちで用意したと思われる、フランクフルト・ポテト・わたあめなどをいただきました。
ごちそうさまでした~

午後は園児や職員の方々の発表です。
歌やダンスなど、きっと毎日頑張って練習したのでしょう。
皆が一生懸命練習に取り組んでいる様子が目に見えるような、すばらしい発表でした!
普段の学習風景だけではわからない、生き生きとした園児たちの姿をみると、日常生活の中の色々な場面で学び、成長しているのだなあ・・・と感じます。かわいいかわいい子どもたちの様子を見れてよかったです。
円福寺愛育園ホームページ
http://enpukuji-aiikuen.com/
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2014年03月24日
円福寺愛育園 卒園式☆
こんにちは。さよちゃんです。
すっかり暖かくなりましたね~♪
春は好きな季節です。
学習ボランティアに行っている長野市篠ノ井の円福寺愛育園さんの卒園式に出席いたしました。
毎月隔週でみーみー先生と訪問していますが、気づいたらもう3年になっていました。
月日が流れるのは早いですね。
最初に理事長と愛育園を訪れた時のこと、受験生を指導し始めたときのこと、小学生も加わりにぎやかになったときのこと、一緒にランチをいただいたときのこと・・・
様々な思い出が走馬灯のように頭の中を流れる中、式が始まりました。
最初に教え始めた時に中学3年生だった子たちが、もう高校卒業です。
卒園生は6名でしたが、それぞれに進路も決まり、別々の道を歩いていくことになります。
当然、会場内は涙・涙・涙・・・
私たちも感無量でした。
当時、ちょっと恥ずかしがり屋だった子が、ちょっと気が強かった子が、ちょっと甘えん坊だった子が、大きく立派に!
みんな、高校在学中から卒業後の生活のために、アルバイトをしてお金を貯め、車の免許も取得したようです。
自立しているのですね。偉いなあ・・・!!!

卒園生それぞれが一人ずつ挨拶をする場面は感動的で、愛育園での生活がいかに素晴らしいものであったかが想像できました。
長い子は、赤ちゃんのときから17年間も愛育園で暮らしたようです。
職員の方や仲間への感謝の気持ちが伝わってきました。
園での生活を撮ったスライド上映もあったのですが、みんないい顔をしていましたよ。
本当に素敵な温かい卒園式でした。
このブログ記事では、愛育園の素晴らしさは伝わらないでしょう。
是非、円福寺愛育園のホームページをご覧になってください。
http://enpukuji-aiikuen.com/
元気でね☆
応援しています!
さよならは言わずに、会場をあとにしました。
春は別れの季節ですが、新たな出会いの季節でもあります。
あの6人の若者たちも、これからまたいい出会いをしていくことでしょう。
感動をありがとう
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すっかり暖かくなりましたね~♪
春は好きな季節です。
学習ボランティアに行っている長野市篠ノ井の円福寺愛育園さんの卒園式に出席いたしました。
毎月隔週でみーみー先生と訪問していますが、気づいたらもう3年になっていました。
月日が流れるのは早いですね。
最初に理事長と愛育園を訪れた時のこと、受験生を指導し始めたときのこと、小学生も加わりにぎやかになったときのこと、一緒にランチをいただいたときのこと・・・
様々な思い出が走馬灯のように頭の中を流れる中、式が始まりました。
最初に教え始めた時に中学3年生だった子たちが、もう高校卒業です。
卒園生は6名でしたが、それぞれに進路も決まり、別々の道を歩いていくことになります。
当然、会場内は涙・涙・涙・・・
私たちも感無量でした。
当時、ちょっと恥ずかしがり屋だった子が、ちょっと気が強かった子が、ちょっと甘えん坊だった子が、大きく立派に!
みんな、高校在学中から卒業後の生活のために、アルバイトをしてお金を貯め、車の免許も取得したようです。
自立しているのですね。偉いなあ・・・!!!
卒園生それぞれが一人ずつ挨拶をする場面は感動的で、愛育園での生活がいかに素晴らしいものであったかが想像できました。
長い子は、赤ちゃんのときから17年間も愛育園で暮らしたようです。
職員の方や仲間への感謝の気持ちが伝わってきました。
園での生活を撮ったスライド上映もあったのですが、みんないい顔をしていましたよ。
本当に素敵な温かい卒園式でした。
このブログ記事では、愛育園の素晴らしさは伝わらないでしょう。
是非、円福寺愛育園のホームページをご覧になってください。
http://enpukuji-aiikuen.com/
元気でね☆
応援しています!
さよならは言わずに、会場をあとにしました。
春は別れの季節ですが、新たな出会いの季節でもあります。
あの6人の若者たちも、これからまたいい出会いをしていくことでしょう。
感動をありがとう
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2011年10月19日
児童養護施設で☆
こんにちは。さよちゃんです。
NPOの活動をしていると、色々な方々と知り合い、交流する機会に恵まれます。
そして、「人の役に立ちたい」と思って始めたことでも、いつしか自分自身が楽しんでいることに気付くこともあります。

昨年の年末から、ご縁があって長野市篠ノ井にある児童養護施設「円福寺愛育園」の子どもたちに学習指導をしています。子ども好きのみーみー先生と月に2~3回訪問し、中学生を数名指導していましたが、今月から小学生も加わりました。分担しながら楽しくやっています。
子どもたちは純粋です。「こっちに来て」「早く教えて」と甘えてくることもありますし、「面倒くさいな~」と言いながらも、頑張って取り組む姿が見られることもあります。なんとも愛らしい、かわいい子たちです。
中学生は、助け合い励まし合いながら受験を乗り越えていきました。
「私はいいから、他の子を見てあげて」なんていう子もいたっけ…
土曜日の午前中の指導が終わったあとは、施設側のご厚意で、子どもたちと一緒に昼食をいただきます。
職員の方々の対応には学ぶべきことも多く、私達も勉強になります。
優しさの中に厳しさもあり、信頼関係ができているからこそ、家族のように過ごせるのでしょう。
来月には愛育園祭もあるとのこと。今からとても楽しみです。
児童養護施設といえば…
昨年のちょうど年末あたりから、「タイガーマスク」の名前で全国の児童養護施設にランドセルや学用品を届ける運動が広まりましたよね。
その後、震災があったり色々で、児童養護施設に焦点があてられることは少なくなりましたが、私達アイウィルも微力ながら応援し続けたいと思っています。
児童養護施設での活動については、ブログで軽々しく書いていいものかどうか躊躇していましたが、ブログ及び会報への写真と記事の掲載の許可をいただきましたので、少し書かせていただきました。
12月発行予定の会報第6号で詳しく取り上げたいと思います。お楽しみに♪
さて、今回のクイズは愛育園の4年生の子たちが解いていた算数の問題から。
頭を柔らか~くして、考えてね。
Q.数字の4を4つ用いて、答えが1~9になる式を9つ完成させなさい。
符号は+-×÷ を何回用いてもよく、「四則のきまり」に従います。必要であれば、( )を用いてもOKです。
*「四則のきまり」 × と÷ は+と-より先に計算します。( )の中は先に計算します。
<例>答えが0になるのは、(4+4)-(4+4)=0 や 4×4-4×4=0 など、色々ありますね。
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NPOの活動をしていると、色々な方々と知り合い、交流する機会に恵まれます。
そして、「人の役に立ちたい」と思って始めたことでも、いつしか自分自身が楽しんでいることに気付くこともあります。
昨年の年末から、ご縁があって長野市篠ノ井にある児童養護施設「円福寺愛育園」の子どもたちに学習指導をしています。子ども好きのみーみー先生と月に2~3回訪問し、中学生を数名指導していましたが、今月から小学生も加わりました。分担しながら楽しくやっています。
子どもたちは純粋です。「こっちに来て」「早く教えて」と甘えてくることもありますし、「面倒くさいな~」と言いながらも、頑張って取り組む姿が見られることもあります。なんとも愛らしい、かわいい子たちです。
中学生は、助け合い励まし合いながら受験を乗り越えていきました。
「私はいいから、他の子を見てあげて」なんていう子もいたっけ…
土曜日の午前中の指導が終わったあとは、施設側のご厚意で、子どもたちと一緒に昼食をいただきます。
職員の方々の対応には学ぶべきことも多く、私達も勉強になります。
優しさの中に厳しさもあり、信頼関係ができているからこそ、家族のように過ごせるのでしょう。
来月には愛育園祭もあるとのこと。今からとても楽しみです。
児童養護施設といえば…
昨年のちょうど年末あたりから、「タイガーマスク」の名前で全国の児童養護施設にランドセルや学用品を届ける運動が広まりましたよね。
その後、震災があったり色々で、児童養護施設に焦点があてられることは少なくなりましたが、私達アイウィルも微力ながら応援し続けたいと思っています。
児童養護施設での活動については、ブログで軽々しく書いていいものかどうか躊躇していましたが、ブログ及び会報への写真と記事の掲載の許可をいただきましたので、少し書かせていただきました。
12月発行予定の会報第6号で詳しく取り上げたいと思います。お楽しみに♪
さて、今回のクイズは愛育園の4年生の子たちが解いていた算数の問題から。
頭を柔らか~くして、考えてね。
Q.数字の4を4つ用いて、答えが1~9になる式を9つ完成させなさい。
符号は+-×÷ を何回用いてもよく、「四則のきまり」に従います。必要であれば、( )を用いてもOKです。
*「四則のきまり」 × と÷ は+と-より先に計算します。( )の中は先に計算します。
<例>答えが0になるのは、(4+4)-(4+4)=0 や 4×4-4×4=0 など、色々ありますね。
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2011年09月02日
被災地へ~その3~☆
こんにちは。さよちゃんです。
被災地でのボランティア活動報告は今回で最後になります。
私は、被災地の子どもたちの学習をサポートすることが目的で現地入りしましたが、中学校での活動は午後3時までだったので、そのあと学習支援以外の活動もやりました。
これ、なんだかわかります?

お風呂なんですよ~!
ボランティアの方々が作ったものらしいです。避難所の入り口にありました。

8/5までの営業だったはずなので、現在は片付けられていると思います。
最終日に、このお風呂に入らせてもらいました!
倒壊した家屋の廃材を薪にして再利用。
一束500円で販売もしているようで、需要があるそうです。
一緒に学習支援ボランティアをやった学生さんのグループが参加していたので、私達もお手伝い。

女性陣は釘抜き、男性陣は薪割りをやりましたが、慣れない作業にヘロヘロ…笑


ボランティアは、「現地のニーズ」にあわせなければなりません。
現地で活動内容が突然変更になることもあるかもしれませんし、自分の想像とは違っていることもあるでしょう。
臨機応変に対応できるといいと思います。

高台にある福祉施設の玄関です。
これまで多くの団体や個人が現地で活動してきたと思います。
そして、これからも復興に向けてまだまだ多くの援助が必要とされるでしょう。
3日間の活動を終えて吉里吉里中を去るとき、副校長先生がおっしゃった言葉です。
「私達大人がしょんぼりしているわけにはいきません。子どもたちが元気でいてくれるので救われます。でも、震災があってから職員も疲弊しきっていて、今年は夏休みの補習授業をやめようか…と言っていたのですが、皆さんが来てくださったので助かりました。ありがとうございました。」
話の途中から先生の姿がゆがんで見えました。
先生方や生徒さんから学ぶことの方が多かった気がします。お世話になりました。
帰りも高速バスだったので、一緒に活動したボランティアの先生方とはバス停でお別れ。
良い方たちだったな…
色々勉強になりました。ありがとうございました。
最後になりましたが、このような機会を与えてくださったボラセンの皆様に感謝しております。
コーディネートありがとうございました。
その後…
長野に帰ってきて、夏休みボケしている生徒たちにときどき被災地の話をします。
「家族と楽しく過ごせて、お腹いっぱい食べられて、レジャーも楽しめて、学習環境も整っている。そういう恵まれた環境の中で過ごせることに感謝しないと。勉強できる喜び感じてる?」
そんな話をすると、生徒の顔つきも変わります。
お説教より効果あり?!
被災地でのボランティア活動報告は今回で最後になります。
私は、被災地の子どもたちの学習をサポートすることが目的で現地入りしましたが、中学校での活動は午後3時までだったので、そのあと学習支援以外の活動もやりました。
これ、なんだかわかります?

お風呂なんですよ~!
ボランティアの方々が作ったものらしいです。避難所の入り口にありました。

8/5までの営業だったはずなので、現在は片付けられていると思います。
最終日に、このお風呂に入らせてもらいました!
倒壊した家屋の廃材を薪にして再利用。
一束500円で販売もしているようで、需要があるそうです。
一緒に学習支援ボランティアをやった学生さんのグループが参加していたので、私達もお手伝い。

女性陣は釘抜き、男性陣は薪割りをやりましたが、慣れない作業にヘロヘロ…笑


ボランティアは、「現地のニーズ」にあわせなければなりません。
現地で活動内容が突然変更になることもあるかもしれませんし、自分の想像とは違っていることもあるでしょう。
臨機応変に対応できるといいと思います。

高台にある福祉施設の玄関です。
これまで多くの団体や個人が現地で活動してきたと思います。
そして、これからも復興に向けてまだまだ多くの援助が必要とされるでしょう。
3日間の活動を終えて吉里吉里中を去るとき、副校長先生がおっしゃった言葉です。
「私達大人がしょんぼりしているわけにはいきません。子どもたちが元気でいてくれるので救われます。でも、震災があってから職員も疲弊しきっていて、今年は夏休みの補習授業をやめようか…と言っていたのですが、皆さんが来てくださったので助かりました。ありがとうございました。」
話の途中から先生の姿がゆがんで見えました。
先生方や生徒さんから学ぶことの方が多かった気がします。お世話になりました。
帰りも高速バスだったので、一緒に活動したボランティアの先生方とはバス停でお別れ。
良い方たちだったな…
色々勉強になりました。ありがとうございました。
最後になりましたが、このような機会を与えてくださったボラセンの皆様に感謝しております。
コーディネートありがとうございました。
その後…
長野に帰ってきて、夏休みボケしている生徒たちにときどき被災地の話をします。
「家族と楽しく過ごせて、お腹いっぱい食べられて、レジャーも楽しめて、学習環境も整っている。そういう恵まれた環境の中で過ごせることに感謝しないと。勉強できる喜び感じてる?」
そんな話をすると、生徒の顔つきも変わります。
お説教より効果あり?!
2011年08月30日
被災地へ~その2~☆
こんにちは。さよちゃんです。
前回の記事の続きです。
被災地での活動初日の夜、就寝しようとしたそのとき…
ガタガタ… ガタガタ… ガタガタ…
地震です。
揺れがとても大きく感じられたので、飛び起きました。
すぐに逃げられる格好で寝ていたのですが、周りは静か。避難せずにすみました。
現地では余震がずっと続いているそうです。
震災から5ヶ月以上経っても、地震の恐怖と闘わければならないなんて…
現地にボランティアとして参加する場合にも覚悟が必要です。
事前に災害ボランティア保険に入り、家族にも万一の場合の対応について話をしてから出かけました。
その夜は不安でしばらく寝付けませんでしたが、気付いたら朝を迎えていました。
早朝、活動を共にしている先生と海岸を散歩しました。
民宿のある浪板海岸は、震災さえなければ観光地として賑わう場所です。
前夜の地震のせいか、少し波立っていました。
なんだか海が寂しそうにも見えます。人がいないからでしょうか。


2日目の学習支援ボランティアは、朝8時スタート!
午前中は4時間指導しました。
朝8:00~1年生、9:00~2年生、10:00~12:00は3年生と結構ハードでしたが、前日のミーティングの効果があったのか、先生方にも余裕が感じられました。
専門外の教科を指導する際にも、「生徒と一緒に考えたり調べたりする過程が大事。それでもわからない場合は他の先生に聞く。」という事前の打ち合わせ通り、それぞれの得意分野とチームワークを活かした指導ができました。
「昨日と全然違います!とても楽です!!」と顔を輝かせている先生も。
そんな私達の姿を見て、生徒たちにも変化が。
どちらかというと、それまで控えめにしていた生徒たちが、積極的に質問してくれるようになりました。
野球部員らしき男子生徒は、
「だめっス。全然わからないっス。」と言っていたのに、しばらくすると…
男子生徒「わかると面白いっスね。」
私 「そうでしょう!君は理解力があるね。」
男子生徒「そうっスか~?笑」
私 「そうだよ。すごいよ。」
そのあと、やりとりを聞いていた近くの友人に「どうよ~」という自信たっぷりな顔で話しかけていました。かわいいですね。
現地の子どもたちは元気です。笑顔も見せてくれます。
まるで周囲の大人たちを気遣うかのように、明るく振舞っています。
現地入りする前は、「生徒たちにどんな言葉をかけてあげたらいいのだろう…」と考えていましたが、「慰めの言葉よりも、活動する中でのふれあいを大事にしたい」と思うようになって、そういう気持ちは自然と相手にも伝わるんだということを実感しました。
私たちが学習指導をしている間、吉里吉里中の先生方は職員室でデスクワークをしたり、体育館で部活の指導をしたり、とにかく忙しそうでした。
震災後から休まず働いてきたであろう先生方の中にも、被災された方がいるそうです。
自分や家族の生活を考えながら、生徒さんやその家族のことも心配しなければいけない状況の中、その疲労は想像以上かと思います。
私達ボランティアにまで気を遣わせてはいけないと、気をつけてはいましたが…
お昼になって「そうめん」と「そば」を用意していただいたときは、申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいになりました。
ごちそうさまでした。

午後の学習は「自由参加」になります。
勉強が遅れがちな生徒や、部活がない子、やる気のある子が参加します。
ほぼマンツーマンの状態だったので、生徒とじっくり向き合えました。
私が接した生徒は、1年生から不登校の子でした。
「勉強はやりたくない。全然わからないから。」というので、「好きなことをやっていいよ。」と答えました。
その生徒の横では、友達が漢検の勉強をしています。
たぶん、そばにいたかったのでしょう。
もう一人の先生と一緒に、二人を見守りました。
両隣の部屋では、他の生徒が数名ずつ勉強しています。
「勉強より大事なものがあるよね。あなたたちが無事でよかった。生きていてくれてよかった。亡くなった人の分も生きようね。」
しばらく沈黙が続きました。
静かな時間がゆっくり過ぎていきました。
大槌町は人口1万数千人の町です。
震災で約1400人の死者と行方不明者が出たそうです。
しばらくして、その生徒が震災後の生活や心境について語り始めました。
最初は俯きながら視線を合わせずにしゃべっていましたが、だんだん顔を上げ、一気に話してくれました。
「話したくないことは無理に話さなくていいんだよ。」
と言いましたが、細かく話してくれました。
きっと、今まで誰にも話せずにいたんだと思います。
「みんな苦しい状況にあるので、自分だけ弱音を吐いてはいけない」という思いが、そうさせていたのかもしれません。
その間、私たちはただ頷くしかできませんでしたが、話が終わるころには、「自分はこうしたい。これをやってみたい。」と前向きな発言に変わっていました。
そして、彼女は得意な絵を描いてくれました。
どうもありがとう。
------------被災地へ~その3~☆につづく------------
前回の記事の続きです。
被災地での活動初日の夜、就寝しようとしたそのとき…
ガタガタ… ガタガタ… ガタガタ…
地震です。
揺れがとても大きく感じられたので、飛び起きました。
すぐに逃げられる格好で寝ていたのですが、周りは静か。避難せずにすみました。
現地では余震がずっと続いているそうです。
震災から5ヶ月以上経っても、地震の恐怖と闘わければならないなんて…
現地にボランティアとして参加する場合にも覚悟が必要です。
事前に災害ボランティア保険に入り、家族にも万一の場合の対応について話をしてから出かけました。
その夜は不安でしばらく寝付けませんでしたが、気付いたら朝を迎えていました。
早朝、活動を共にしている先生と海岸を散歩しました。
民宿のある浪板海岸は、震災さえなければ観光地として賑わう場所です。
前夜の地震のせいか、少し波立っていました。
なんだか海が寂しそうにも見えます。人がいないからでしょうか。
2日目の学習支援ボランティアは、朝8時スタート!
午前中は4時間指導しました。
朝8:00~1年生、9:00~2年生、10:00~12:00は3年生と結構ハードでしたが、前日のミーティングの効果があったのか、先生方にも余裕が感じられました。
専門外の教科を指導する際にも、「生徒と一緒に考えたり調べたりする過程が大事。それでもわからない場合は他の先生に聞く。」という事前の打ち合わせ通り、それぞれの得意分野とチームワークを活かした指導ができました。
「昨日と全然違います!とても楽です!!」と顔を輝かせている先生も。
そんな私達の姿を見て、生徒たちにも変化が。
どちらかというと、それまで控えめにしていた生徒たちが、積極的に質問してくれるようになりました。
野球部員らしき男子生徒は、
「だめっス。全然わからないっス。」と言っていたのに、しばらくすると…
男子生徒「わかると面白いっスね。」
私 「そうでしょう!君は理解力があるね。」
男子生徒「そうっスか~?笑」
私 「そうだよ。すごいよ。」
そのあと、やりとりを聞いていた近くの友人に「どうよ~」という自信たっぷりな顔で話しかけていました。かわいいですね。
現地の子どもたちは元気です。笑顔も見せてくれます。
まるで周囲の大人たちを気遣うかのように、明るく振舞っています。
現地入りする前は、「生徒たちにどんな言葉をかけてあげたらいいのだろう…」と考えていましたが、「慰めの言葉よりも、活動する中でのふれあいを大事にしたい」と思うようになって、そういう気持ちは自然と相手にも伝わるんだということを実感しました。
私たちが学習指導をしている間、吉里吉里中の先生方は職員室でデスクワークをしたり、体育館で部活の指導をしたり、とにかく忙しそうでした。
震災後から休まず働いてきたであろう先生方の中にも、被災された方がいるそうです。
自分や家族の生活を考えながら、生徒さんやその家族のことも心配しなければいけない状況の中、その疲労は想像以上かと思います。
私達ボランティアにまで気を遣わせてはいけないと、気をつけてはいましたが…
お昼になって「そうめん」と「そば」を用意していただいたときは、申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいになりました。
ごちそうさまでした。

午後の学習は「自由参加」になります。
勉強が遅れがちな生徒や、部活がない子、やる気のある子が参加します。
ほぼマンツーマンの状態だったので、生徒とじっくり向き合えました。
私が接した生徒は、1年生から不登校の子でした。
「勉強はやりたくない。全然わからないから。」というので、「好きなことをやっていいよ。」と答えました。
その生徒の横では、友達が漢検の勉強をしています。
たぶん、そばにいたかったのでしょう。
もう一人の先生と一緒に、二人を見守りました。
両隣の部屋では、他の生徒が数名ずつ勉強しています。
「勉強より大事なものがあるよね。あなたたちが無事でよかった。生きていてくれてよかった。亡くなった人の分も生きようね。」
しばらく沈黙が続きました。
静かな時間がゆっくり過ぎていきました。
大槌町は人口1万数千人の町です。
震災で約1400人の死者と行方不明者が出たそうです。
しばらくして、その生徒が震災後の生活や心境について語り始めました。
最初は俯きながら視線を合わせずにしゃべっていましたが、だんだん顔を上げ、一気に話してくれました。
「話したくないことは無理に話さなくていいんだよ。」
と言いましたが、細かく話してくれました。
きっと、今まで誰にも話せずにいたんだと思います。
「みんな苦しい状況にあるので、自分だけ弱音を吐いてはいけない」という思いが、そうさせていたのかもしれません。
その間、私たちはただ頷くしかできませんでしたが、話が終わるころには、「自分はこうしたい。これをやってみたい。」と前向きな発言に変わっていました。
そして、彼女は得意な絵を描いてくれました。
どうもありがとう。
------------被災地へ~その3~☆につづく------------
2011年08月25日
被災地へ~その1~☆
こんにちは。さよちゃんです。
8/1~8/3に岩手の大槌町にある吉里吉里中学校へ行ってきました。
学習支援のボランティアです。
長野市ボランティアセンターさんを通じて依頼があり、アイウィルからは私が参加しました。
往復の移動は別でしたが、現地での活動は他のボランティアの先生方も一緒でした。
現役の中学校の先生方のグループと大学の先生と、寝食を共にして交流を深めながらの活動でした。
都内の学生ボランティアの方々も近くに拠点を作って活動していました。
私は、なんの準備もできずに現地へ行ってしまいましたが、民宿に宿泊できたので食べるものには困りませんでした。また、現地での移動には車が不可欠です。高速バスで現地入りした私は、他の先生方の車に同乗させていただいたので不都合もなく助かりました。
さて、肝心のボランティア活動についてご報告します。
震災直後は避難所になっていた吉里吉里中学校です。

校庭には仮設住宅が並んでいます。

1日目は途中参加だったので、10時から2時間ほど中学3年生のサポートをしました。
あいさつもそこそこに、夏休みの課題のわからないところを個別指導。
「アイウィル学習室みたいだ~」と思いながら、張り切ってやりました。
ただ、この日は午前中のみの活動になったので、ちょっと不完全燃焼気味だった私たちは、何か他にお手伝いすることはないかと避難所や現地のボランティアセンターを訪問しました。
大槌町の中心部は壊滅状態です。何もありませんでした。
瓦礫はだいぶ片付けられていました。



以前の大槌町役場です。現在は高台に移っています。


消防署のあとらしいのですが…

移動の途中で瓦礫の山を見ました。


船が海岸から遠く住宅のそばまで押し流されて残っていました。


堤防も崩れていました。ものすごい力。

高台から見下ろすと、入り江付近の(あったであろう)建物がすべてなくなっているのがわかります。
ショックです。

何年かしたら、この景色も大きく変わっているのかな。

このあと釜石市までお風呂に入りに行き、民宿へ戻りました。
夕食の後、一緒に活動した先生方とミーティング。
そこで、1日目の反省やボランティアに対するそれぞれの思いを語り合って…
本当に有意義な時間でした。
年長者の私は、随分偉そうなことを言ってしまったような気がしますが、普段考えていることを口にすることで自分の考えも深まるから不思議
自分の中のモヤモヤしたものがクリアになっていく感覚…
普段から集団の中でお仕事をされている先生方はさすがです。
自己主張の強い私と違って、謙虚な姿勢で他者の考えを受け入れ、協調性を重んじた言動をされていました。見習わなければ☆
「生徒のために自分たちができることは何だろう?」
「たった1人にでも、たった一言でも残せればいいのでは?」
「先生方には余計な気を遣わせないように、休んでもらおう。」
「別々に活動するのではなく、チームワークを活かして助け合おう。」
そして、長かった1日が終わりました。
次の日は、生徒さんにも私達にもやる気スイッチが入ります。
------被災地へ~その2~☆につづく------
8/1~8/3に岩手の大槌町にある吉里吉里中学校へ行ってきました。
学習支援のボランティアです。
長野市ボランティアセンターさんを通じて依頼があり、アイウィルからは私が参加しました。
往復の移動は別でしたが、現地での活動は他のボランティアの先生方も一緒でした。
現役の中学校の先生方のグループと大学の先生と、寝食を共にして交流を深めながらの活動でした。
都内の学生ボランティアの方々も近くに拠点を作って活動していました。
私は、なんの準備もできずに現地へ行ってしまいましたが、民宿に宿泊できたので食べるものには困りませんでした。また、現地での移動には車が不可欠です。高速バスで現地入りした私は、他の先生方の車に同乗させていただいたので不都合もなく助かりました。
さて、肝心のボランティア活動についてご報告します。
震災直後は避難所になっていた吉里吉里中学校です。
校庭には仮設住宅が並んでいます。

1日目は途中参加だったので、10時から2時間ほど中学3年生のサポートをしました。
あいさつもそこそこに、夏休みの課題のわからないところを個別指導。
「アイウィル学習室みたいだ~」と思いながら、張り切ってやりました。
ただ、この日は午前中のみの活動になったので、ちょっと不完全燃焼気味だった私たちは、何か他にお手伝いすることはないかと避難所や現地のボランティアセンターを訪問しました。
大槌町の中心部は壊滅状態です。何もありませんでした。
瓦礫はだいぶ片付けられていました。



以前の大槌町役場です。現在は高台に移っています。


消防署のあとらしいのですが…

移動の途中で瓦礫の山を見ました。


船が海岸から遠く住宅のそばまで押し流されて残っていました。


堤防も崩れていました。ものすごい力。

高台から見下ろすと、入り江付近の(あったであろう)建物がすべてなくなっているのがわかります。
ショックです。

何年かしたら、この景色も大きく変わっているのかな。

このあと釜石市までお風呂に入りに行き、民宿へ戻りました。
夕食の後、一緒に活動した先生方とミーティング。
そこで、1日目の反省やボランティアに対するそれぞれの思いを語り合って…
本当に有意義な時間でした。
年長者の私は、随分偉そうなことを言ってしまったような気がしますが、普段考えていることを口にすることで自分の考えも深まるから不思議

自分の中のモヤモヤしたものがクリアになっていく感覚…
普段から集団の中でお仕事をされている先生方はさすがです。
自己主張の強い私と違って、謙虚な姿勢で他者の考えを受け入れ、協調性を重んじた言動をされていました。見習わなければ☆
「生徒のために自分たちができることは何だろう?」
「たった1人にでも、たった一言でも残せればいいのでは?」
「先生方には余計な気を遣わせないように、休んでもらおう。」
「別々に活動するのではなく、チームワークを活かして助け合おう。」
そして、長かった1日が終わりました。
次の日は、生徒さんにも私達にもやる気スイッチが入ります。
------被災地へ~その2~☆につづく------
2010年04月02日
裕気塾さんの合宿へ☆
こんにちは。さよちゃんです。
会計が一段落したので、やっとブログ書けます。
先月24日~26日に行なった『出張学習室』について、ご報告しますね。
昨年11月から始まったアイウィル学習室ですが、おかげ様で大勢の皆様にご利用いただいております。
今回の出張学習室は、様々な条件により、アイウィル学習室のような1回500円という低料金でのサービスは実現しませんでしたが、先方の団体様には大変喜んでいただけたと自負しております。
2月のアイウィル交流ひろばにお越しいただいた裕気塾さんの依頼により、私さよちゃんが担当させていただきました。
会場は、飯綱のとあるロッジ。3日間、信州新町から通いました。

小学1年生から中学3年生まで、計10名。
大学時代の教育実習を思い出しながら頑張りました。
楽しかった~!!!
子どもたちは、本当にかわいかったし、みんな素直でいい子たちでした
3日間で計8時間。たっぷり勉強できました。
空手の稽古をやりながらだったので、小学校低学年の子たちは大変だったかも。
学年ごとにテストを実施して、まず本人の弱点を探り、次の日は間違い直しをしたあと、それにもとづいて一人ひとり課題を出しました。
個別指導をしたので、効果はあったと思います。
中学生は集中指導をしました。
テスト分析やアドバイスなどを記入した「学習カルテ」も作成し、最終日にみんなに渡しました。
今後の学習に役立ててもらえれば嬉しいです。
途中、飽きないように、100マス計算や伝記(坂本龍馬)の読み聞かせと感想文の作成・発表も行ないました。
そうそう、クイズもやりましたよ~☆
子どもたちに好評だったクイズを、皆さんにも出しますね。
よ~く読んでください。答えは1つしかありません。
答えは数日後にコメントで発表しま~す
Q.カモノハシとコアラとカンガルーの絵の描かれたTシャツを着た3匹の動物の子どもがいます。
コアラの絵のTシャツを着た子どもが言いました。
「ぼくたち3人はカモノハシ、コアラ、カンガルーの子どもです。」
それを聞いていたカモノハシくんが言いました。
「3人とも自分の名前と違う絵のTシャツを着ています。」
さて、カモノハシ、コアラ、カンガルーの3人の子どもは、それぞれどの絵のTシャツを着ていますか?
裕気塾さん、大変お世話になりました。今後もおつきあい宜しくお願いします。

主宰の原田さんご夫婦と女の子たち☆

みんな元気いっぱいです☆

中学生組は少々お疲れ気味?!
続きを読む
会計が一段落したので、やっとブログ書けます。
先月24日~26日に行なった『出張学習室』について、ご報告しますね。
昨年11月から始まったアイウィル学習室ですが、おかげ様で大勢の皆様にご利用いただいております。
今回の出張学習室は、様々な条件により、アイウィル学習室のような1回500円という低料金でのサービスは実現しませんでしたが、先方の団体様には大変喜んでいただけたと自負しております。
2月のアイウィル交流ひろばにお越しいただいた裕気塾さんの依頼により、私さよちゃんが担当させていただきました。
会場は、飯綱のとあるロッジ。3日間、信州新町から通いました。

小学1年生から中学3年生まで、計10名。
大学時代の教育実習を思い出しながら頑張りました。
楽しかった~!!!
子どもたちは、本当にかわいかったし、みんな素直でいい子たちでした

3日間で計8時間。たっぷり勉強できました。
空手の稽古をやりながらだったので、小学校低学年の子たちは大変だったかも。
学年ごとにテストを実施して、まず本人の弱点を探り、次の日は間違い直しをしたあと、それにもとづいて一人ひとり課題を出しました。
個別指導をしたので、効果はあったと思います。
中学生は集中指導をしました。
テスト分析やアドバイスなどを記入した「学習カルテ」も作成し、最終日にみんなに渡しました。
今後の学習に役立ててもらえれば嬉しいです。
途中、飽きないように、100マス計算や伝記(坂本龍馬)の読み聞かせと感想文の作成・発表も行ないました。
そうそう、クイズもやりましたよ~☆
子どもたちに好評だったクイズを、皆さんにも出しますね。
よ~く読んでください。答えは1つしかありません。
答えは数日後にコメントで発表しま~す

Q.カモノハシとコアラとカンガルーの絵の描かれたTシャツを着た3匹の動物の子どもがいます。
コアラの絵のTシャツを着た子どもが言いました。
「ぼくたち3人はカモノハシ、コアラ、カンガルーの子どもです。」
それを聞いていたカモノハシくんが言いました。
「3人とも自分の名前と違う絵のTシャツを着ています。」
さて、カモノハシ、コアラ、カンガルーの3人の子どもは、それぞれどの絵のTシャツを着ていますか?
裕気塾さん、大変お世話になりました。今後もおつきあい宜しくお願いします。

主宰の原田さんご夫婦と女の子たち☆

みんな元気いっぱいです☆

中学生組は少々お疲れ気味?!
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2010年03月22日
持ってきてね☆

またまた携帯投稿です!
24日~26日まで『アイウィル出張学習室』やります☆
今回は、私1人で担当するので、責任重大です。
しかも、小1から新高1まで10名!!!
今、準備の真っ最中です☆
…おっと、別の生徒から質問ファックスが届いてる~!
今夜は寝れないな…
よ~し!気合い入れます!!!
ところで、皆さん!
アイウィル春フェスタのチラシは、お手元にありますか?
お子さんが学校からもらってきたかと思います。
4月17日のフェスタ当日に会場にお持ちいただくと、お楽しみ抽選会で1回抽選できますよ!
ですから、それまで大事に保管してくださいね☆