NPO法人　アイウィル　

＊今日はクイズはありません。写真はサイパン夕景です。

こんにちは。スナフキンです。

私の放浪癖（？）は、友人の間では有名です。
色んなところにバックパックひとつで出向き、宿も決めず、気に入った街には何日も滞在します。

こんなことばかりしていると、皆に聞かれるのは…

　１．何語で話してるの？
　２．休みはどうやって取ってるの？
　３．お金はどのぐらいかかるの？

この３つです。



まず１ですが、基本は英語です。
でも、私は何不自由なくペラペラなわけではありません。

実際、一人で旅をしていると、世界一周にチャレンジしている日本人によく会うのですが、彼らの多くは日本語しか話せません。
ある日本人大学生が「すちゅーでんと1枚！」と言ってちゃんと切符を買えていたのには、さすがに驚きましたが…

大事なのは、「出来るだけ現地の言葉を話す。」ということかなと。
挨拶と、「ありがとう」だけ話せるようにしておくと、現地の人は親しみを持ってくれるので、色んなところで助けてくれます。
日本もそうですが、英語の通じない国は非常に多いです。
ロシアなどは、看板に英語表記がなく、キリル文字が読めないと大変なことになります。（私も旅行前にキリル文字を勉強しました。）



２と３については、「どーにかなる」んですよね。

休みについては、私たち家庭教師の場合、冬は無理です。
新学期で学校行事が目白押しの4月か夏休み前で部活が忙しい7月。ここが長期休みを取るチャンスです。
海外旅行の場合、4月は航空券の底値なので、ちょっとラッキーです。

お金は…すごくかかってるんじゃないかと思われる方もいるのですが、旅行会社で出しているツアーの3分の1ぐらいの値段で、その2倍以上の期間、旅できます。
さらに、ツアーの縛りがないので、自分が見たいところにも全て行けますし、気に入ったら何時間でもいられます。

安く行くコツは、宿にお金をかけないことと、自炊することです。（ヨーロッパはコンビニもないし「買ってすぐに食べられるもの」が少ないので、高い外食か自炊しかないんですよね…）
海外の安宿にはドミトリー（相部屋）形式が非常に多く、キッチンで食事を作れるところが殆どです。
こういうドミは、アジアなら数百円～、欧米でも1000～3000円程度で宿泊できます。男女混合ドミも何度も経験しましたが、特に困りませんでしたね。
同じ場所に泊まっている旅行者と食材をシェアしたり、各国の料理を食べたり、こんな旅もまた楽しいですよ！




日本人は完成されたものに囲まれて安全に暮しているため、「自分で何でもやってみる」という創意工夫の力がどんどん退化しているような気がします。

海外で散々困ってみると分かりますが、自分で何とかしないと犯罪に巻き込まれる可能性も出てきますし、命の危険も感じます。
そういう究極の状況では、眠っていた能力がフル稼動し、打開策が見えてきます。
無理だと思ったことにも、糸口は必ずあるんですよね。


それから、行きたい場所に行く方法は、絶対にあるということも分かります。

秘境と言われ、日本人ツアーが訪れないような場所も、現地の人たちがしているような方法を探せばたどり着きます。
日々の生活もそうですが、こうしたいと思ったら、そうなるための方法を探せばいいだけです。
何事も、諦めるからたどり着かないだけなんですよね。


最後に、自分ひとりで何もかもしてみると、「お、自分結構できるじゃん！」と思えてきます。こういう成功体験が、自分の殻を破ってくれるのです。
昔の人が「可愛い子には旅をさせろ」と言いましたが、真髄はここにあるような気がします。

大人でも「自分はコレしか出来ないから…」と言う人は多いですが、魅力がないと思いませんか？
私は「大人だから何でもできるんじゃん！」と思いますし、大人が自己実現力のあるところを見せなければ、子どもは将来に希望を持てなくなって当然です。




もうすぐ受験の人たちも、そうでない人たちも、自分の限界を自分で決めてしまわず、「きっと何とかできる！」という気持ちを忘れないでくださいね！

道は、おのずと開けます。