NPO法人　アイウィル　

こんにちは。スナフキンです。
21日にABN長野朝日放送「ABNステーション」をご覧になって、このブログを見ている方も多いかもしれません。

放送から、HPやこのブログのアクセスが増え、皆さんが我々の活動に興味を持ってくださったことを本当に嬉しく思います。



この学習室を仕掛けたのは…　何を隠そう、この私です…
「ワンコインで指導を受けられる教室を開こう！」とひらめいたきっかけは、私のこんな体験にあるのです。

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私は子どもの頃、塾に通ったこともありませんし、まして田舎では家庭教師など考えられないものだった時代に育ちました。

中学校の十把一絡げで平均的な授業が退屈で、楽しいと思ったことは残念ながらありませんでした。
授業で分からないところは教科書を読めば大概解決できると思い込み、学校は友達と遊ぶところと割り切るスカした子どもだったかも。学力は、祖父が買ってくれた百科事典と、かっこいいと思って聞いてた洋楽で培われたようなものです。
親にも「勉強しろ！」と言われた記憶はなく、やらなくても何とかなるだろうと、甘く考えていました。


しかし高校のとき、ついに数学でつまづいて、留年の危機に瀕したのです。

留　年　････　　人生最大のピンチ到来でした…

あわてて数学担当の先生に質問しに行ったけれど、数分でぱぱっと説明され、納得のいく指導はしてもらえませんでした。
そりゃそーだ。それまで遊んでたんだから…
遊んでたのがバレバレだったので、今更聞けなくなっていたというのが、正直なところです…


でも、一人で勉強するのは限界で、泣く泣く担任の物理教師に相談しました。

そしたら先生は、ご自分の研究室で、私の基礎もへったくれもない悲劇的な数学を見てくれたのです。

ご自身はお仕事をしなければならないので、
「じゃあここからここまでやってみて。わかんなくなったら声かけろよ。」
ってな具合に…

こんな自習は結構遅くまで･･･1日４～５時間やりました。
分からないところを聞き、クリアしたら次の課題を与えられ、また分からないところを聞く。

今考えれば、先生は多分イヤだったと思います･･･　でも、私があまりにもしつこいので、諦めて教えてくれたんでしょうね。1週間、先生の研究室に通い詰め、嫌がる先生を無理やりつき合わせ、そして見事、進級試験をクリアーしたのです。

ちなみに、数学は･･･ちょっとだけ苦手じゃなくなりました。
物理は…これがきっかけで好きになりました。

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「アイウィル学習室」の原点は、「スナフキンの留年をかけた戦い」です。（笑）

今まで生きてきた中で、こんなに勉強が辛いと思った時間はないかもしれません。
けれど、今でもあのときに学んだ多くのことはなぜか風化せず、事細かに憶えています。



学問って、「黙って座ったらシャワーのように誰かが教えてくれるもの」ではありません。

「何が知りたいの？」　「何をしたいの？」

自分自身へのこんな問いかけから始まり、追求するところに真の楽しさがあるのではないでしょうか。
そうして得た知識は、単なる知識に留まらず、知恵として生き続けるのだと思います。

そうなるために、すぐそばに問題を解決するためのエキスパートがいれば尚よろしい。
アイウィル学習室では、学校の枠を飛び出して学びたがっている意欲のある子ども達を、できるだけ沢山サポートしたいと思っています。

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今、かの先生は大変偉い先生になってしまわれましたが、今でも折に触れて会いに行っています。この件を持ち出されるとまったく頭が上がりませんし、思い出すと感謝で涙腺が緩みます。

そして、先生には毎度言われます。

「お前が人様に数学教えているとは…」

へい。人生そんなものですよ。




今日1月23日（土）は、『アイウィル学習室』の開催日です！！

1時より長野市のふれあい福祉センター　4階第２会議室で行ないます。

詳しくは、ホームページをご覧くださいね！
http://iwill.yu-yake.com/