孤高の天才

アイウィル

2010年03月28日 08:32

ケイドウです。
皆さんは、ロシアの数学者 グレゴリー・ペレルマンをご存知ですか?

100年間解決できなかったポアンカレの予想を、解決した孤高の天才数学者です。

ポアンカレの予想

専門的には 単連結な3次元閉多様体は3次元球面に同相である。

という事らしいのですが、なんの事か分かりませんね。

つまり

地球からロープを結んだロケットを打ち上げて、ロケットが宇宙を一周して戻ってきた時、そのロープを引っ張って全て回収できた場合、宇宙の形は概ね球体と言えるか、という問題のようです。








ベレルマンは、数学のノーベル賞と言われるフィールズ賞も受賞したのですが、辞退し、今回ポアンカレの予想を解決したと言う事で、アメリカのクレイ研究所から贈られる賞金9000万円も辞退したと外電は伝えています。

ベレルマンは母親と2人暮らしで、母親の年金で生活しているという超変り種です。
 アメリカの学会でベレルマンを招待し、公の場で一度だけ、姿を現した
事がありますが、その時ベレルマンのポアンカレの予想の解法を聴いた数学者達は、「まずポアンカレの予想を解かれた事に落胆し、それがトポロジーではなく、微分幾何学、熱量、エントロピーを使って解かれた事に落胆し、そしてその証明が全く理解できなかった事に落胆した。」と言われています。

 人との交わりを一切避け、数学の次の課題に一人取り組んでいるベレルマンはまさに孤高の天才と言われるに相応しい。

本日の御題
1997!を十進法で表すとき末尾に0がいくつ並ぶか?

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