おはようございます。
さよちゃんです。
この度の大雨により被害にあわれた皆様にお見舞い申し上げます。
また、心配して連絡をくださった方々に感謝申し上げます。
私は元気です。家族もみんな無事です。
信州新町や周辺では土砂崩れや倒木による通行止めや停電がありましたが、今は警報も解除され、通常の生活を送っています。
雨の中、作業をしてくださった方々に感謝です。
7/8の朝、信州新町の自宅周辺に避難指示が出ました。
目の前に犀川が流れ、家の裏は山なので、災害が起こりやすい立地ではあります。
(昭和58年の水害の際には、近所の公民館に避難した記憶があります。)
皆で朝食を食べた後、玄関から外に出た父が「泥臭い」の一言。
雨もずっと降り続いて川が増水していたせいもありますが、いつもと違う嫌な空気に不安を感じて、避難の準備を始めました。
しばらくして、「バキバキバキ……ミシミシ……」という大きな音が外から聞こえました。
自宅の中にいて聞こえるくらいの大きな音です。
恐ろしかった……
自宅からは目視できませんでしたが、近所で土砂が崩れたであろうことは推測できました。
急がないと。
とりあえず、災害時の持ち出し品は用意してあったので、日用品や着替えなどをバックに詰めて準備だけは整えました。
後で聞いたら、山の斜面が崩れる音は村中に響いていたそうで、父の所有する雑木林の辺だそうです。
土砂は民家の近くまで崩れたそうです。
近くに実家のお墓もあります。
幸い人的被害はなかったのですが、その民家に一人で暮らす高齢男性は耳が遠いので、父たち自治会役員が安否確認に訪れるまで、自宅の前で起こった出来事に気が付かなかったようです。
次男の中学校から「午後登校」との連絡があり、その後「臨時休校」に変更になりました。
担任の先生からも電話で安否確認がありました。
長男の通う大学からも「自宅待機せよ」との連絡が入ったそうです。
朝8時半頃から、自宅周辺は停電になりました。
防災無線で、停電のお知らせや国道の通行止めのお知らせが流れてきましたが、「いつまで続くのか」がわかりません。
「復旧の目処が立たない」ということだったので、スマホの充電が切れる前に、連絡すべきところにはしておこうと思いました。
まずは家庭教師先に、交通事情が悪いという理由でお休みの連絡を入れました。
(国道は通行止めと聞いていましたが、いつ解除になったのか知りませんでした。)
家族を残して出かけることはできませんでした。
近所の特養にお世話になっている叔母のことも心配でしたが、電話するのを躊躇していました。
施設のご迷惑になってはいけないですから。
ただ、熊本の特養被災のニュースが頭から離れません。
叔母のいる施設は犀川沿いの平屋の建物です。
入居者も多く、ほとんどが車椅子の高齢者です。
色々考えているうちに、施設の担当者の方から連絡が来ました。
入居者のほとんどが近所の避難所に移動し、体調面で心配のある方は病院に入ったと聞きました。
素早い決断に感謝しかありません。
感染症対策のため、7月から面会可能にはなりましたが、予約制で週1回(14:00~16:00の間で15分以内)と決められています。
先週、早速叔母に会いに行ってきたばかりでした。
(マスクを着けた私の顔を見つめるだけでしたが、元気そうでしたよ。)
親戚や友人の中にも心配している方がいるだろうと思いましたが、個別に連絡をとっているとバッテリー切れになりそうだったので、SNSへ状況を投稿しました。
こういうとき、SNSは便利ですね。
私はツイッターもインスタもやらないのでFBのみですが、お知らせをするだけなら足ります。
(LINEはメッセージのやり取りだけに使っています。)
停電で固定電話が繋がらないため、心配した親戚もいたようです。何かあったときはSNSで安否確認してもらうよう、予め伝えておくといいですね。
夕方になって電気が回復しました。
その間、防災無線とFB等のネットからの情報が頼りでした。
「長野市防災メール」にも登録しましたよ。
状況は刻々と変化するので、無線を聞き逃したときなどは助かりますね。耳が不自由な方にも優しいですが、お年寄りはメールとか見ないかな。
避難所の開設はありがたかったのですが、我が家は結局自宅の2階に垂直避難しただけで済みました。
高齢者優先の避難所の3密を防ぎたいとも思いましたので。
今思うと、避難所でボランティア活動をすることもできたのでしょうが、自分たちのことで精一杯になるのですね。
余裕がありませんでした。
最後に……
非常時の家族の反応です。
性格が出ますね。
私は、冷蔵庫の中の食材が気になり、停電が続くと暗くなった時に夕食の準備もできないと思ったので、朝のうちに昼食と夕食の用意をしました。
冷凍庫のアイスを真っ先に食べましたけど(笑)。
夫は、非常用ラジオを聴いていました。太陽光で充電できるタイプのものです。
停電時には役に立ちますね。
次男は、私が「大事なものを2階に運んで」と言ったら、タブレットと貯金箱を抱えてきました。
教科書も持っておいで……(笑)
長男は、この非常時にも動じず、2Fの自分の部屋にこもっていました。
逃げ遅れないように!
父は、危ないからダメと言っても聞かず、何度も川や周囲の様子を見て回っていました。
役員なので仕方がないと思うのですが、高齢なので逆に心配になります。
複数人で見回っていましたが。
こうして、我が家の長い一日が終わりました。
皆さんの参考になることはあまりないかもしれませんが、災害は突然起こりますので、準備だけはしておきましょう。